小学生の頃、ラジコンに熱中していた時期がある。
忘れもしないマイバギーはタミヤ模型から発売されていたマイティフロッグ。親にはかなりねだって買ってもらった記憶のあるラジコンは、しばらく僕の中で1番価値のあるおもちゃとして君臨していた。
テストの点数が悪いといってラジコン禁止を言い渡された時の悔しさといったらない。軽量化という未知なるカスタムを実行した時の暴挙(半田ごてでメインフレームを溶かして穴を開けた)を思い出すと、なんかゴメンと今でも胸が苦しくなる。
試行錯誤、という言葉が1番ピッタリくるように、当時組み立てから頑張って作り上げたマイティフロッグはとてもお気に入りだった。それから時代が過ぎること○十年...なんとなくグーグルに「ラジコン」と入れて検索をしてみたら、懐かしい形の画像が表示されてテンションマックスです。
1/10RC マイティフロッグ
画像引用:タミヤ 電動RCカーシリーズ 1/10RC マイティフロッグ | タミヤ
ううむ...Amazonはどれもプレミアか。
このマイティフロッグ、ボディのサイドからアンテナ見たいな金属製のポールが立っていて、当時流行っていた漫画では転倒してひっくり返りそうになるとバネのようにポールがしなり元どおりになるという触れ込みだった。実際はひっくり返ったんだけど。
組み立て式のラジコンはサスペンションダンパーやモーター、ホイールベアリングなどカスタムすることが可能で、当時ハイパワーのモーターが欲しくてマブチマブチマブチ....とずっとモーターのカタログを眺めてはため息をつくと言う、今とそんなに変わらない時間を過ごしていた。地元にはラジコンを扱う模型店が1店だけあって、買い物に行くと店主のおっちゃんがカウンターでサイコロをチンチロリンと振っている姿が印象的だったのを覚えている。子供相手でも愛想笑いしない、無愛想なおっちゃんだったけどモーターをどれにしよう、とかそういう相談には真剣に答えてくれた。
その後、自分の弟もラジコンを買ってもらい、兄弟でしばらくは遊んでいた。弟は後発組で当時タミヤと人気を二分していた京商のオプティマをねだって買ってもらっていた。向こうは4WDバギーだ。
オプティマ 4WD EP バギー 組立キット 30617
画像引用:京商|オプティマ | 京商 | RC | Radio Control | ラジオコントロール | ラジコン
オフロードかつ、技術が未熟な小学生では4WDに軍配があがる。あんなに好きだったマイティフロッグは4WDではないという理由だけで、僕の心から色あせていったのだ。
そのくらいオプティマは早かったし、安定のコーナリングで近所の公園を駆け抜けていったのだ。
そんなオプティマをはじめとして、京商もあの頃人気のあったラジコンを復刻してる。
これは、、ちょっと調べはじめたら止まらないかもしれない。
復刻された往年の名車たち!
タミヤのホットショットや京商のジャベリン、トマホークとか、あの頃人気を博した名車が復刻されているとかマジですか。
タミヤ模型:復刻RCカー
京商:ヴィンテージシリーズ
これ、今でもカスタム用のモーターとかプロポとか手に入るのかな?大人になった今、もう一度ゆっくりと組み上げて走らせたら楽しいかもしれない。